事業名称 |
一宮モーニングプロジェクト
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登録単会名 |
東海/愛知県/一宮YEG |
テーマ |
おもてなしの心が溢れる一宮の喫茶文化を追え!
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事業内容 |
【事業計画】
@認識を深化させるモー博の開催、A一宮モーニングを全国に発信するための広報強化、B小規模事業者の多い喫茶店の支援を主眼に置き事業を展開する。具体的には下記のとおり。
@認識を深化させるモー博の開催
本所青年部の主導で始まり、回を追うごとにその協力体制や規模が大きくなりつつあるモー博。次回のモー博開催にあたっては、一宮市、市観光協会、中心市街地である本町商店街と連携し、毎年行われる商店街のイベント「おいち祭り」や会議所主催の「食品フェア」が開催され、多くの集客効果が見込まれる10月に本町商店街にて開催することで一般市民に一宮モーニングへの認識を深化させる。また、マップを作成し、130万人もの来場者が訪れる「一宮七夕まつり」会期中に配布する。マップには一宮モーニング誕生の歴史を記載することで、他地域に住む市民にモーニングの関心を深めてもらうほか、一宮及び近隣市町村の在住者に対し、既に食文化として市民に根付いているモーニングについて再認識させる。併せて、一宮市をはじめ、愛知県食品衛生協会一宮支部、喫茶組合、「食」の専門家等に加え、「農商工連携」事業の一環で、新メニュー開発に研究をかさねている地元農家や食品加工業者等とも提携し、地元食材を取り入れた地域色豊かなブランド商品の開発と普及へ取り組むことで、地域還元へ向けた活動も行う。商品開発については地元高校に協力を依頼し、柔軟な発想力を有する若年層からアイデアを募り、メニュー作りに役立てるほか、若年層へモーニングをPRし、顧客拡大を図る。
A一宮モーニングを全国に発信するための広報強化
HPの掲載店の募集を行い、HPを開設する。市外への広報展開として、昨年の東海北陸自動車道全線開通より交流関係の深い、富山県高岡市で9月に開催される開町400周年記念事業「高岡楽市」へのキャラバンを実施する。また市内においては、ビジネスホテルに協力を依頼し、マップを宿泊客へ配布するほか、名神高速道路内の尾張一宮パーキングエリアでのモーニングの提供や、毎年市内施設で開催され、全国の繊維業者が集結する糸の展示会「ジャパン・ヤーン・フェア」会期中に催事を開催するなど、一宮を訪れた方にモーニングの魅力に触れてもらい、一宮モーニングを全国へ発信するとともに観光客を誘致する。
そのほか、しかるべき時期に一宮モーニングのロゴ・マーク、キャラクター等の作成を専門家に依頼するほか、商標登録の調査研究もあわせて行う。
B小規模事業者の多い喫茶店の支援
市内の喫茶店では、全国に展開する大手チェーン店はあまり見られず、そのほとんどが家族経営の小規模事業者の喫茶店である。そこで「一宮モーニング探検隊」を編成し、多人数にて市内を巡回することでモーニング実施店の発掘を行う。また、喫茶組合と共同でスタンプラリーを開催するほか、広報を充実させ、地元のみならず地域外からのお客様にモーニングを体験してもらうなど来客増をはかることで、小規模事業者の喫茶店への支援を行う。経営の面からも、稼業として成立し、安心して事業承継ができるよう経営の健全化を指導し、後継者等の人材育成にも取り組む。
【運営体制】
一宮商工会議所の内に『一宮モーニング協議会』を設立し、協議会の下部組織として一宮モーニング推進委員会を設置する。
推進委員会では、HPの掲載、飲食店関係者らの意見集約、全体の事業計画・予算の策定などを行い、最終意思決定機関である協議会にて提言する。協議会のメンバーは、本所をはじめ一宮市、市観光協会、関係団体、地産供給団体などで組織し、確固たる信念のもと事業を行う。そのほか、キャラクター作成、メニュー開発の観点から適宜、専門家を招へいし指導を仰ぐ。
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効果・成果 |
10月25日に一宮市役所西分庁舎南(本町アーケード内)にて開催した第3回一宮モーニング博覧会では、5000人(モーニング3200食完売)の来場者が会場を訪れ、大いに賑わった。
また、モーニング博覧会やモーニングプロジェクトへの参加を契機に売り上げを増やしている喫茶店も多い。
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連携単会名 |
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協力団体・企業 |
一宮モーニング協議会
〈協議会の構成〉
一宮商工会議所、特定非営利活動法人コミュネスいちのみや、一宮市、愛知県喫茶飲食衛生同業組合一宮支部、一宮市観光協会、尾西商工会、木曽川商工会、愛知西農業協同組合、一宮市浮野養鶏農業協同組合、修文女子高等学校、愛知県食品衛生協会一宮支部、愛知県商店街振興組合連合会一宮支部、愛知県一宮保健所、(社)一宮青年会議所、消費者モニター会、一宮商工会議所青年部、一宮商工会議所女性会
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開催場所 |
一宮市役所西分庁舎南、市内喫茶店
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開催期間 |
2009/4/23 - 2010/2/28 |
事業運営人数 |
30人
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関連事業継続回数 |
3回
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事業目的・目標 |
一宮市で長年に育まれた全国でも類を見ない食文化を多くの人に再認識して いただくこと。さらに、一宮モーニング博覧会の成功をきっかけに、『一宮=モーニングのまち』というイメージを固め、知名度アップと活性化に資する。
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特徴・特色 |
繊維業の隆盛とともに誕生したとされるこの地域のモーニングサービスに着目し、それをこの地域が生んだ独特の食文化としてとらえ、広く全国に発信しようとしている。
多数のマスメディアにこの取組みが紹介されており、新たな町おこしの手法として注目を集めている。
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将来像・夢 |
一宮市の新たなブランドイメージの確立はもとより、一宮が生んだモーニングに対し、市民が愛着や誇りを持つことで、まちの財産になればと思っている。また、喫茶店だけではなく他業種がプロジェクトへ参加することで更なる活性化が図れればと思う。
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関連HP |
一宮モーニング公式ホームページ
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