事業名称 |
いざ出陣!「長濱 侍らーめん」 地域名産品への熱い魂が地域活性化の起爆剤に・・・
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登録単会名 |
近畿/滋賀県/長浜YEG |
テーマ |
新たな地域名産品(長濱侍らーめん)の開発による地域活性化への取組み
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事業内容 |
地元長浜市には、長浜商工会議所主催の「長浜ゆかたまつり」という恒例イベントがありました。今から5年前の2004年、「このイベントに何かが欠けている、もっと活気・賑わいを生み出すことができないか」との思いから、当青年部メンバー11人が立ち上がりました。そこで考案したのが「会員企業の紹介」「長浜YEGのPR」の二本を柱とした「お宝ブース」という企画で、幅広い世代の方に食べて頂けるラーメンの模擬店(長濱侍らーめん)を出店致しました。11人ではじめたこと、長浜は戦国武将、豊臣秀吉の出世城として知れていたこと等から「長濱 侍らーめん」とネーミングし事業展開していくこととしました。2005年、継続事業として「長浜YEGによるお宝ブース開店」を推進する中で、長浜YEGブランドとして「地域特産品の開発」に発展させられるのではないかと考え、他地域のYEG様の地元名産品に関する事例報告を参考に、レシピ、味・食材等のアンケート調査の実施、有名店の紹介、ロゴ・ユニフォーム等の提案を盛り込んだ「侍らーめんに見るビジネスプラン」を作成、YEG会員にプレゼンテーションを行い、会員全体の理解を深める活動を致しました。2006年、侍らーめんの試食を何度も行い、焼き豚の代わりに地元で有名な鴨ロースをトッピングに使いました。この年は、NHK大河ドラマ「功名が辻」にちなんだ「北近江一豊公・千代様博覧会」の開催もあり、販売スタイルとして、看板・のぼり・侍Tシャツ等を作成。積極的に外向きのイベントに参加し、長浜YEGの認知度向上は勿論のこと、地元のらーめんであることの認識を深める展開を図りました。2007年、長浜YEGの創立10周年記念事業で提唱された中長期ビジョン「長浜魅力創生プロジェクト」をもとに、「長濱 侍らーめん」の一連の取り組みに着地点を見い出すべく、長浜ゆかたまつりやあざい三方市への出店を通して「品質の向上」、「事業化への展望」等を考えたより高いレベルの活動を行いました。
2008年、前年の経験をふまえ「長浜ゆかたまつり」のイベントにおいて、「第1回 こだわりラーメン 味の競演」と題して、プロ・アマ問わず、出店して頂ける模擬店ブースを超えた屋台村を設け、ラーメンそのものに対する認識度を高めることによって、「長濱 侍らーめん」も相乗的に認知度を高められ、尚かつ新規店舗展開を計画されていたラーメン店にもお客様の生の声を収集できる場の提供を企画することができ、大盛況の企画とすることができました。
2009年、世の中の地産地消の気運もあり、「長濱 侍らーめん」においても従来のトッピングやスープに地元産を取り入れるのではなく、麺そのものに、地産地消を加味出来ないかと考え、地元企業との協議を重ね、滋賀県湖北産の玄米粉を練り込んだ健康的でスタミナ食となるオリジナルの麺を開発し、「サムライ麺」と名づけ「長濱 侍らーめん」の商品化を確立しました。また、「第2回 こだわりラーメン 味の競演」においても、昨年を上回るラーメンの屋台村を設けることとなり、昨年に引き続き大盛況のまま終えることができました。その後、地元財団法人が運営しているレストランから、長浜YEGの「長濱 侍らーめん」を販売したいとの強い申し出があり、議論を重ね長浜YEGの開発した商品であることのガード文言の明示等を条件に、レシピ等を提供することとし、見事に他団体へと展開する運びとなりました。
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効果・成果 |
集客効果
@「長浜ゆかたまつり」での街中の賑わい
2004年7月3日 全体7000人
2005年7月2日 全体7500人
2006年7月8日 全体7500人
2007年7月7日 全体8000人
2008年7月19日 全体9000人(味の競演を企画)
2009年7月18日 全体10000人(味の競演を企画)
A「商工まつり あざい三方市」
2007年10月13日 全体10000人
2008年10月18日 全体15000人
2009年10月17日 全体10000人
B「北近江一豊・千代博覧会フィナーレイベント」
2006年11月26日 全体50000人
C「灯りの森2009絆〜湖北はひとつ」
2009年8月1日 全体8000人
また、成果と致しましては、
@「第1回 こだわりラーメン 味の競演」に参加された店 が、長浜市内に新規店舗をオープンされ、地域企業に意 義ある企画となりました。
A民間企業との共同開発により、玄米粉の麺「サムライ 麺」を実現できました。
B他団体で「長濱 侍らーめん」の販売をして頂くことによ り、一年を通して、地域の皆様に喜んで頂けることとな りました。
C他団体を通して、長浜市からの補助金を受け「長濱 侍ら ーめん」が地域の名産品として商品化されることとなり ました。
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連携単会名 |
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協力団体・企業 |
長浜市観光振興課・長浜商工振興課・長浜曳山博物館・高木製麺工場・吉田農園・セイキン商事
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開催場所 |
長浜市中心市街地等
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開催期間 |
2004/7/3 - 2009/10/17 |
事業運営人数 |
110人
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関連事業継続回数 |
11回
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事業目的・目標 |
更なる「こだわりらーめん味の競演」イベントの定着化、拡大化を図り、長浜ゆかたまつりイベントの更なる賑わいと活気を呼び起こし、地元長浜の地域企業に元気を出させ、勇気を与える。
「長濱 侍らーめん」のより一層の知名度アップを図り、長浜YEGを問わず他の民間企業からも第2段、第3段の新しい名産品が生まれることを模索する。物産品としての「長濱 侍らーめん」の商品化を具現化し、販路の拡充を展開したい。
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特徴・特色 |
地元のイベントに更なる賑わいと活気を呼び起こそうと、青年部の中の11人が知恵と具材を持ち寄り、イベント時の模擬店を展開しようとしたのがきっかけとなり、5年の歳月を経て、
@ イベントに賑わいと活気を与えることとなった。
A 民間企業と協力して、玄米粉麺(サムライ麺)の地元産の新商品を生み出した。
B「長濱 侍らーめん」のレシピを他の飲食店へ提供することにより、地域に貢献することが できた。
C地域の人々に対し、「長濱 侍らーめん」を通じて、長浜YEGの知名度を向上させることが でき、率いては、組織の求心力に結びついた。
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将来像・夢 |
更なる「こだわりらーめん 味の競演」イベントの定着化、拡大化を図り、長浜ゆかたまつりイベントの更なる賑わいと活気を呼び起こし、地元長浜の地域企業に元気を出させ、勇気を与えることにより、長浜YEG発の「長濱 侍らーめん」の成功事例、成功体験が地域企業の発展の参考となり、ヒントとなり、長浜YEGを問わず他の民間企業からも第2段、第3段の新しい名産品が生まれることを期待し、喜びを共有したい。
また、「玄米粉麺・サムライ麺」の今後の展開により、地元の農業において、水田等の有効活用による食糧供給の向上に結びつくことを期待したい。
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関連HP |
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