事業名称 |
東海ブロック大会恵那大会
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登録単会名 |
東海/岐阜県/恵那YEG |
テーマ |
“結の心”息づく、YEGのコラボレーション!! 恵那でみんなとやろまいか!!
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事業内容 |
その昔、農村社会では、住民が労働や時間の貸し借りをしながら田植えや稲刈りなどの農作業を助け合って生きてきました。この共同体の総合扶助の精神を「結(ゆい)」と言います。「結」は、人と人の関係をより親密にする労力交換制度であり、生産や生活全般において重要な役割を果たしてきました。 私たちの地方も、古くから「結」の精神が脈々と息づき、農村地域だけでなく、江戸の宿場町時代には農・商互いに助け合い、旅人を手厚くもてなし、大正の世には、あの恵那峡を生み出した、我が国初の水力式発電所・大井ダムの建造のため各地から働きに来る人を温かく迎えて、人と人とのネットワークを作り上げてきました。そして、今、私たちYEGのメンバーは、この素晴らしい「結の心」を現代の感覚でコラボレーションという概念に置き換え、相互扶助の精神とおもてなしの心で、新しい発想、新しいコミュニケーションを生み出し、企業や地域の発展に繋げていくこと、大会を通じて、恵那YEGのメンバー間の「結」、ご協力を戴いた多くの地域の方々とYEGメンバーとの「結」、そして、ご来恵いただいた東海ブロックをはじめとする全国のYEGメンバーの皆様との「結」を感じていただき、これからのYEG活動に役立てていただくことを目標として開催をしました。
第1分科会くらしの「結」 日本棚田百選の一つ「坂折棚田」での収穫体験と、笠置山麓に発見された歴史遺産「ペトログラフ」を散策。 第2分科会商いの「結」 歴史ある旧家の立ち並ぶ岩村町にて、城下町を散策。往時の商いの様子を街の語り部に聞く。 第3分科会食の「結」 地元産の蕎麦粉を素材に蕎麦打ちを体験。自然素材の良さとできたての美味しさを体験します。 第4分科会創造の「結」 天下の景勝地「恵那峡」にYEGの森を創製するための植樹体験と公園散策、遊覧船での渓谷めぐり。 第5分科会語りかけの「結」 「地域から発信するビジネス」 日本の企業の99%が中小企業。昨今の厳しい日本経済の中を行きぬかなければならない中小企業のこれからの考え方を、3年間にわたり日本中の中小企業経営の取材を通じて、多くの成功事例から学んだ経営のあり方を、大企業の視点でなく、地域に根ざすビジネスの点から語っていただきました。 記念フォーラム講演会 自然・人・「結」 自然の恵みと人のネットワーク ディスカッション 大懇親会 ノスタルジックナイト・里の秋の宵
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効果・成果 |
こんな小さな街で東海ブロック大会をちゃんと開催できるのだろうか、大きな収容施設がない、その他もろもろのキャパシティがない等、大会をイベントとして見た時には大きなハンディだと思いました。しかし、この小さな街でも立派なブロック大会ができると信じ、設営と運営方法を研究し、また、恵那の特色や魅力を最大限に引き出す工夫を凝らし、大会全ての事業とプログラムにその地域の特色を出せるようにしました。
青年部への効果
大会を誘致したころは、一部のメンバーだけが一生懸命でしたが準備を進めるにつれ次第に必ずやりとげると言う意気込みが全会員から感じられるようになり、非常に会としての活発化に繋げる事が出来た。 基本的にメンバー企業や地元企業を優先的に事業に関する外注発注を行い、その中で自社商品やサービスの意見を聞く事で自社事業を見つめなおす動きが顕著に現れてきた。
地域への効果
青年部の行動力・組織力などが高く評価された。 今回の大会で培ったノウハウを活かして来年度JIVA−SANフェスタ(地域産業おこし)を主管するように親会から依頼された。平成17年3月に廃校となった学校を懇親会場として使用したため、100年と言う歴史を刻み住民の思い出がぎっしりと詰まった施設でもあり、地域では無くてはならないものであったために、地域住民が自主的に懇親会の会場設営準備などの協力をして頂いた。また、資料館などの形で施設の存続を訴える声が上がってきた。 「結」というテーマの中で活動した事により、今までにあまり交流の無かった商工会青年部との助け合いの交流が活発化してきた。
東海ブロックへの効果
今まで各地区で開催されてきた東海ブロック大会は前年度の登録者数を超えることが一番の意義であったように感じられていたが、本年度の大会を契機として本来の開催趣旨にあった参加登録をするという動きが出てきた。本大会のコンセプトにしていた「結」が全国のYEGへと波及しつつある。
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連携単会名 |
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協力団体・企業 |
恵那商工会議所
恵那商工会議所青年部OB
恵那商工会議所女性会
(社)恵那青年会議所
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開催場所 |
恵那市
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開催期間 |
2005/10/14 - 2005/10/15 |
事業運営人数 |
67人
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関連事業継続回数 |
1回
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事業目的・目標 |
経済・社会環境が大きく変化する中で、企業と地域社会の次代を担う青年経済人が互いに交流と連携の輪を拡げ、企業の発展と豊かな地域社会の形成に果たす商工会議所の役割を認識し、その実現のために青年経済人として何をなすべきかを研究し研鑽することを目的とする
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特徴・特色 |
「できるだけ恵那らしいところを運営に落とし込みができないか」ということでこの「大いなる田舎」を運営のコンセプトに掲げました。
恵那が恵那らしいのは、自然が豊で、食べ物がうまくて、歴史があって、人が良くてといろいろあります。
自然が豊ではありますが、見るだけでは自然のよさはわかりません。やはり多くのメンバーがこの恵那市をおとずれ、何かを体験し、何かを感じて帰っていただくことで恵那市の素晴らしさを感じていただけると思います。
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将来像・夢 |
「結の心」を、恵那から東海へそして、全国のYEGへひろめていきたいと思います。
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関連HP |
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