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事業名称 (企業)多変量解析とKJ法を用いた経営者マイスター制度の構築
登録単会名 近畿/福井県/鯖江YEG
テーマ 経営者マイスター制度創設にあたり、理論的手法を用いて実用性の高い効率的な制度を構築すること
事業内容 はじめに
 マイスター制度とは古くはドイツで発達した職人研修制度です。この称号はその道に精通した者のみに与えられるもので、スペシャリストの証明です。

目的
 私たちYEGメンバーは青年経済人として日々研鑽を重ねていますが、まだまだ経営者としては未熟だと思います。戦後の高度経済成長を経てバブル崩壊、そしてこれからの安定成長を目標とする中、世界を相手に戦略を練るためには身につけねばならない多くの要因があります。これらの要因をバランスよく効率的に習得する必要があるのです。全国のYEGでは色々の研修がなされていると思いますが、はたしてそれはバランスよく効率的に行われているでしょうか。何かに片寄りすぎていませんか?私たちはどのような研修項目を、どの程度研修すれば最も効率的であるか、という命題に挑戦しました。

方法
 経営者として必要な要因は何か、そしてその要因の重要性の程度はどれくらいかという事を決定すれば効率的な研修が可能と考えました。研修に必要な項目は多変量解析の重回帰分析における要因です。その要因をどの程度研修するかという重要度はその係数の大きさ(重み)に相当します。そして数式から導き出される答がマイスターなのです。

マイスター=(重要度1×要因1)+(重要度2×要因2)+(重要度n×要因n)

まず要因をピックアップするためにKJ法を用いました。この方法は各人の意見を引き出すのに優れています。多くの人が必要だと思う要因は票数が多くなりますから、票数をその要因の係数の大きさ(重要度)としました。

具体的には、経営者として必要な資質は何か?という問いに対して、できるだけ多くの人から、できるだけ多くの回答を紙に書いて(票)もらいます。この票を分類し数えます。例えば“他人に対する思いやり”が10票で、“体力”が5票だとすると、“他人に対する思いやり”は“体力”より2倍重要だと考えるのです。ですから研修時間も2倍とります。このようにして研修項目を決定し、限られた時間のなかでその重要度に応じて時間を割り振ります。似たような要因が重ならないようにすることも大切です(成分分析)。

結果
 KJ法では非常に多くの要因が出ました。それを簡単にまとめると、リーダシップ、行動力、コミュニケーション、信用・信頼、思いやり、資格、志、経済知識、時代を読む力、気力・体力・健康、社会貢献、信念などとなりましたので、具体的な研修項目を以下の如く分類しました。

1思いやりの実践活動:6ポイント
全15回にわたる例会、ブロック大会、各種事業への出欠をエンジェルタッチを用いて事前に連絡する。

2例会等への参加:57ポイント
全15回の事業への参加をその程度に応じて評価する。
月例会、全国大会、近畿ブロック大会、トイレ掃除実習、救命救急講習会、交流事業

3自分を変える実践活動:33ポイント
認定事業11回に対してレポートを提出する。

4資格取得推進活動レベルアップ推進活動:3ポイント
自分の事業に役立つ資格を取得する。

5レベルアップ推進活動:4ポイント
YEG主宰以外の研修会等への参加およびレポート提出。

以上を合計すると103ポイントになりますのでその70%以上の得点者を認定者としました。

認定結果
年度末において、審査対象者87人に対して認定者は17人、認定率19.5%でした。

結語
 この結果をみてお分かりのごとく、このマイスター制度は決して甘いものではありません。頑張った人がその努力に比例して経営者マイスターに近づけるように構築したものです。経営者に必要な要因とは何か、どのような研修を行えばよいのか、どのような比率で行えば最も効率的か、ということを理論的に解析しました。今まで漠然と、勘や経験に頼ってきた研修内容にメスを入れました。決して一律的ではなく、各YEGの個性に合わせて研修内容をオーダーメイドできます。必要な研修を効率的に行えますので、経営者としての資質を短時間に向上させることができます。

 認定者は新聞に氏名、事業所、顔写真を掲載してその努力を讃えました。さらにこの制度は単年度で終わるのではなく、一部の反省点を踏まえて新年度より再スタートしており、現在も継続中です。各YEGによって取り巻く環境は異なると思います。私たちと同じ研修を行うのではなく、研修内容を決定した手法、理論を参考にして頂いて、各YEGが特色あるマイスター制度を構築することを願ってやみません。
効果・成果  経営者に必要な要因とは何か、どのような研修を行えばよいのか、どのような比率で行えば最も効率的か、という命題を理論的に解析しました。今まで漠然と、勘や経験に頼ってきた研修内容にメスを入れました。研修内容は決して一律的なものではなく、各YEGの個性に合わせて内容をオーダーメイドできます。必要な研修を効率的に行えますので、経営者としての資質を短時間で向上させることができます。例会等への出席率向上も期待できます。
連携単会名
協力団体・企業
開催場所 鯖江商工会議所他
開催期間 2005/5/1 - 2007/3/31
事業運営人数 25人
関連事業継続回数 18回
事業目的・目標  経営者スペシャリスト養成のための経営者マイスター制度創設にあたり、理論的手法を用いて実用性の高い、効率的な制度を構築することが目的です。
特徴・特色  経営者としての資質教育にあたり、漠然と行ってきた研修内容を再検証しました。今までは勘と経験に頼って研修内容とその頻度を決定して来ました。今回私たちは、多変量解析とKJ法を用いて、経営者スペシャリストに必要な研修内容とその効率的な頻度を理論的に決定しました。
将来像・夢  今回用いた手法は、事情の異なる全国のどこのYEGでも十分に応用可能です。最も効率の良い研修内容とその頻度をオーダーメイドで決定し、質の高い経営者スペシャリストを養成して頂きたいと思います。そして全国YEGがこれからの日本の経済発展に寄与することを切に願います。
関連HP
登録単会情報
単会名 近畿/福井県/鯖江(さばえ)YEG
設立年月日 1979年4月1日
会長名 榊原広輝
事務局住所 〒916-0026
近畿/福井県鯖江市本町3−2−12
鯖江商工会議所
TEL 0778-51-2800
FAX 0778-52-8118
URL http://www.sabaeyeg.jp/2011work
単会PR 鯖江といえば「眼鏡」「繊維」「漆器」の産地であります。鯖江YEGは強いつながりのもと鯖江市、鯖江商工会議所その他地域の事業に積極的に取り組み、大きな成果を上げており、鯖江市内外で確実に認められる存在になっております。そして本年度は、その強いつながり「人と人とのつながり」こそが、単会の発展、地域の発展、そして自企業または商工業の発展につながることと強く確信し「ひとつながり」の言葉をスローガンとして取り組んでいます。また、会員数も本年度入会者数が、16名と着実に増えていて団結力では負けない!そんな鯖江YEGです。
国際交流
特産品 眼鏡・越前漆器・繊維
健康 つつじマラソン(5月)、めがねマラソン(9月)
公立丹南病院
教育 国立福井工業高等専門学校 県立鯖江高等学校 県立丹南高等学校
イベント さばえつつじまつり 
さばえもみじまつり
丹南産業フェア
歴史文化 近松門左衛門生誕の地/親鸞上人ゆかりの地/すりばちやいと中道院/王山古墳群/誠照寺/萬慶寺/舟津神社/春日神社/瓜生家住宅/恵美写真館
観光自然 西山公園(日本歴史公園100選)/西山動物園
博物館 越前漆器伝統産業会館/鯖江市資料館/ギャラリー新/めがね会館
人物 近松門左衛門(歌舞伎作者)/久里洋二(漫画家)/東出輝裕(野球)/天谷宗一郎(野球)/小川恵理子(タレント)/伽奈(モデル)/藤田晋(サイバーエージェント社長)/片山亨(俳優)/みっちー(お笑い芸人) 
主要企業 シャルマン/青山眼鏡/金子眼鏡/ボストンクラブ/福井めがね/西村金属/ウラセ/KBセーレン/福井クラフト
その他